※本セミナーは、実際の会場で開催したリアルセミナーの録画配信コンテンツです。

医薬分業から50年。
これまで、薬局経営は“立地戦略”で勝敗が決まる時代でしたが、そのモデルは終焉を迎えています。
少子高齢化、慢性疾患の増加、外来から在宅・予防医療への移行など、医療のニーズが多様化する中で、薬局には、”薬をもらう場所”から地域で“人を診る医療”を支える拠点としての役割が求められています。こうした背景の中、今求められているのが「スーパー薬剤師」です。単なる調剤者ではなく、患者の生活背景や価値観を理解し、医師、看護師、管理栄養士など多職種と連携し、個々の状態に応じて最適な支援を提供できる存在です。

本セミナーでは、総合診療医養成の第一線で教育に携わる大杉泰弘教授、薬局薬剤師による臨床研究・予防医療をリードする岡田浩教授、ヘルスケア複合施設「オールファーマシータウン」を立ち上げた糸賀誠氏の3名が登壇。

総合診療の視点、エビデンスに基づく薬局発の介入、地域に根ざした薬局経営という3つの観点から、これからの時代に求められる「スーパー薬剤師構想」について具体的にお話しします。

▶このような方におすすめ 

・地域医療・在宅医療に本気で取り組みたい薬局経営者・管理薬剤師の方
・これからの薬局に求められる「対人業務の質」を高めたいと考えている方
・医師（とくに総合診療医）と対等にディスカッションできる臨床力を身につけたい方
・多職種連携・地域包括ケアの中で、薬剤師がどう価値を発揮できるかのヒントを得たい方
・エビデンスに基づいた薬局発の介入・臨床研究に関心のある方
・若手〜中堅薬剤師のキャリアパスとして「スーパー薬剤師像」を提示したい方

▶開催概要 

日時：12月23日(火)、24日(水) 9:30～10:15 / 12:30～13:15 / 19:30～20:15
開催方法：ネクプロ(オンライン）
参加費：無料

【 講師プロフィール 】

大杉 泰弘

藤田医科大学　医学部　総合診療科　教授

2004年に藤田保健衛生大学（現藤田医科大学）医学部を卒業。同大学で初期研修後、2006年より飯塚病院にて後期研修修了。2008年より飯塚・頴田家庭医療プログラムの第1期生として後期研修後、2011年より頴田病院家庭医療センター長に就任。2015年豊田地域医療センターに赴任し、藤田保健衛生大学 総合診療・家庭医療プログラム（現藤田医科大学 総合診療プログラム）を設立。

岡田 浩

京都大学大学院　医学研究科　社会健康医学系専攻　予防医療学分野　特定教授

36歳まで小中学校講師、学習塾講師として勤務後、長崎大学薬学部に入学。2005年に卒業、40歳で薬剤師の国家資格を取得。薬剤師として勤務していた中で、「仲良くなった糖尿病患者さんの血糖値が改善していく」という経験を機に、京都医療センターなどで研究に取り組み、2017年に京都大学大学院で博士号（健康社会医学）取得。その後、薬剤師に処方権がある、カナダ・アルバータ州に2年間留学。処方権をもった薬剤師の働き方・患者さんとの向き合い方・医療の変化を実感し、「日本の薬局薬剤師が高血圧患者を対象にカナダの薬局薬剤師と同様の介入を行うと、25年間で20兆5500億円の医療費削減効果が見込める」という論文を発表。

糸賀 誠

マイライフ株式会社 代表取締役

「健康と幸福の人生100年時代を可能に」という想いから、地域住民の健康習慣が身につく日本初の業態「オールファーマシータウン」開発等、地域医療において先進的な取り組みを行っている。

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